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オーナー会社及び、経営体制変更記者会見全文

8月2日(木)に、オーナー会社及び、経営体制変更記者会見を実施いたしました。



会見では株式会社加藤製作所代表取締役社長加藤公康様、株式会社加藤製作所株式・IR担当部長山田好秋様、
そして株式会社TE・S向井昇、東京エクセレンス強化本部長宮田諭が登壇し、
今回のオーナー会社変更の経緯、また今後のクラブ経営体制変更について説明いたしました。
 

株式会社加藤製作所:代表取締役社長 加藤 公康様挨拶


ただ今ご紹介いただきました、加藤製作所の加藤でございます。
本日はお忙しい中、記者会見にお越し頂きありがとうございます。
当社は1895年に個人事業として加藤鉄工所をこの地に創業し、
内燃機関車、鉄道用モーターカーなどの製作からはじまり、
現在はクレーンやショベルなどの各種荷役機械、建設機械を開発・製造し、世の中の発展に貢献してまいりました。
今般2年後に開催される東京オリンピックと当社創業125周年をむかるにあたり、
本業以外において社会貢献できる事を検討してまいりましたが、
縁があって株式会社TE・Sの株式譲渡の話をいただきました。
世界的に競技人口が多いバスケットボールチームの運営をすることは広義な社会貢献にあたると判断すると共に、
昨シーズンの試合や、各種アカデミーなどのチーム活動を一年間見させていただき、
我々の会社運営にとって重要である人材育成及び社会貢献の考えと共感するものがあり、
今回オーナーになる決断をしました。
今後はチームによるバスケットボール教室の開催など、
スポーツによる地域貢献、健全な青少年育成を積極的に取り組んでいきたいと考えています。

当然、チームにはシーズンを通して熱い試合を展開してもらい
早期にB2・B1のトップカテゴリーに上がれるように期待いたします。

今後共皆様方の倍旧のご支援を賜りたくお願い申し上げ私からのご挨拶とさせて頂きます。
 

クラブ経営体制変更に関する経緯説明 株式会社TE・S向井 昇


当チームは昨シーズンで5シーズン目を迎えました。
昨シーズンはB2からB3へ戦いの場を移し、
開幕当初は降格というインパクトがどの様な形で現れるかと心配しておりましたが、
ファンやスポンサーの皆様・ご支援くださる方々の数が目に見えて増え
まだまだ若輩クラブではありますが、クラブとして進んでいく方向や考え方を徐々に確信を持つ事ができ、
皆様の為に、少しずつお役に立てる存在になりつつあると感じられたシーズンでした。

しかしその反面、クラブの安定経営の為に当チームをさらに
発展させていくには何が必要かを常に意識して考えておりました。
その結果、クラブ経営に新しい企業に参画いただく事が不可欠ではないかという結論に至りました。
そんな折、昨年加藤製作所様とご縁を頂戴いたしました。
そこから、当チームの活動やクラブの経営・考え方など様々なお話をさせていただき、
何度もホームゲームを観に足を運んでいただきました。

皆様がご存知の通り我々はB2へ復帰の為に必要なクラブライセンスを持っていません。
少なくとも、昨年加藤製作所様と知り合った際には、今季のB2への復帰目処はたっておりませんでした。
また、今年の3月にはライセンス申請を取り下げ、
今季もB3リーグで戦うことが決定しておりました。

現在継続してB2ライセンス交付に向け、準備を進めておりますが
B2復帰への時期は未定であるとお話をさせて頂きました。

その様な状況下にも関わらず、昨シーズンしっかりと当チームの活動を見て頂き
加藤製作所様が進められようとされている、社会貢献活動・青少年育成・スポーツ振興が
当チームの考えや・活動に相通じる物があると考えられ、
グループとしてしっかりとお互い努力していこうとお話を頂き
今回このような素晴らしい発表となった次第です。

 

今後のクラブ経営方針の説明 株式会社TE・S 向井 昇

■全体方針
今回東証一部上場企業がオーナーとなる事で、資金面のアドバンテージを活かし大型補強を始め
チームの強化に資金をつぎ込むのではないかと一部SNS等では書き込みも見られました。
しかし、我々はその考えとは大きく違っております。
我々はいつもプロクラブとして地域・ファン・スポンサー・オーナー等、
クラブに関わる人にとって少しでも役に立てる存在でありたいと思っております。

今回、加藤製作所様という素晴らしいオーナーの元で活動出来る事になり、
その思いを具現化させ、既に行ってきた活動をさらに有効且つ加速させる事が出来ると考えております。

■運営方針
現在トップリーグで戦う資格を当チームは持っていませんが、
中長期的にはクラブの成長と共にB1で戦えるチームを見据えて活動して行きたいですし、
同時に同じ規模で地域貢献活動も拡大したいと考えています。

また、B3リーグに在籍しているからこそ出来る事もあると考えております。
その中でまず我々が取り組みたいのが、しっかりとした経営基盤の構築です。
経営基盤が構築出来ないと、やりたい事も出来ませんし、目指したいことも目指せないと思っています。

プロクラブで在る以上、試合の勝利は非常に重要です。
しかし、ただやみくもに資金を投入することはせず
しっかりと経営の目標とチーム成績の目標をバランス取りながら経営して行きたいと考えております。

運営に関しては、フロントスタッフをさらに充実させ、各種業務の内容及び効率向上、
ファン・スポンサーの満足度アップを目指したいと考えております。
特に経営に直結する、新規スポンサー企業の獲得・既存スポンサー様へのサービスをさらに充実させ、
チケットセールスにおいては、特に力を入れていきたいと考えております。

我々含め、他のバスケットボールチームも同じ問題を抱えていると思いますが
この課題をクリアする事が今回重要なポイントだと認識しております。

■チーム方針
チームに関しては責任者の宮田の考えがあるかとは思いますが、
クラブとしては選手がバスケットボール選手としての技を磨き・鍛錬し
自分を表現するだけの場所ではなく、
在籍をして良かった・色々な経験が出来て良かったと思ってもらえるような場所にしたいと思っております。
我々のクラブには若い選手が多く在籍しています。
社会人としての立ち振る舞いや言動、
プロとしての心構え・トレーニングの仕方やファン・スポンサーとの接し方を在籍中に
しっかりと身に着けてほしいと思っております。

移籍して他クラブに行ったとしても
また、引退をして第二の人生を歩むにしても、その際に役立てて欲しいと考えております。

選手・スタッフにはしっかりと色々な経験を積んでもらい
東京エクセレンスに在籍していたという自負を持って、ステップアップをしていってほしいと思います。

また、育成に関しても力を入れていきたいと思っております。
可能な限り早い段階でU-15・U-18を設立し、
トップチームに選手を早く輩出できるシステムを構築して行きたいと思っています。
そこにおいても、バスケットボールマンという事だけではない、
人間形成の場としても考えております。

■クラブ方針
クラブライセンスに関して、我々の場合アリーナ問題と言い換えられるかもしれません。
この問題に関しては、2016年から取り組んでおります。
沢山の方にお話しを聞いていただき、ご相談をさせていただきました。
いつ頃、どこで等具体的なお話はお伝え出来る事は出来ないですが、
B1基準のアリーナのお話もさせて頂いております。
今後も引き続き、しっかり状況を見極めしかるべくタイミングが来た時に
クラブが対応出来る様に、引き続き十分な準備を進めて行きたいと思っております。

アンダーカテゴリーの話に繋がりますが、加藤製作所様本社に隣接する工場棟がございます。
こちらをご好意により、当チーム専用練習会場としてご準備頂ける事になりました。
我々にとっては経営の部分と併せて、感謝を申し上げたいと思っております。

ホームタウンの変更もあるかもしれません。
しかしクラブのプロ化以降、現在も大変お世話になっている
板橋区及び城北地区での活動は継続していきたいと思います。
当チームにとって、小豆沢体育館は規模こそ小さいですが
本当にファンと選手が一体となれるかけがいのない場所になっていると思います。
また、あの熱気と声援は何物にも代えがたい当チームの宝だと思っています。

今後もホームゲームは小豆沢体育館で開催させていただきたいと思っております。

最後になりましたが、クラブ設立にご協力いただいた方・
また、クラブ経営が不安定な時に支えて下さった方の想いや願いを
しっかりと受け継ぎこれからも活動してまいります。
まだまだ、歴史の浅いクラブではありますが、
東京のバスケットボールクラブと言えば、東京エクセレンスと皆さまに言って頂ける様に、
応援をする方にとって誇れるクラブを、堅実に目指していきたいと思っています。

この度新しいスタートを切る事になりましたが、今後も皆さまのご支援を何卒宜しくお願い致します。
 

B3リーグ理事長丸岡 茂樹様からのコメント

このたび、東京エクセレンスの経営体制が変更になり、新オーナーとして東証一部上場企業である
株式会社 加藤製作所様がお引き受けいただいたことを、リーグとしても歓迎いたします。
経営基盤の強化をはかり、今まで以上にファン・ブースターの皆様に愛される魅力のあるクラブ作りをしていただき、近い将来には(アリーナの要件を満たし)、B2昇格・B1昇格を果たしてほしいと思います。
新生東京エクセレンスに大いに期待しています。
 

Bリーグチェアマン大河 正明様からのコメント動画上映

東京エクセレンスのファンの皆様・そして日頃から多くのサポートを頂いている関係者の皆様、
Bリーグチェアマンの大河正明です。
東京エクセレンスと言えば、NBDL時代からの強豪で
今はB3の舞台で大活躍をしています。
ホームアリーナである小豆沢体育館での熱気は、私は非常に感銘を覚えます。

そんな東京エクセレンスに非常に嬉しいニュースが届きました。
東証一部上場企業の加藤製作所様が、東京エクセレンスの新しいオーナーになられたと聞いています。
加藤製作所様と共にこれから東京エクセレンスが頑張って上を目指していかれる事と思います。
私もBリーグチェアマンの立場として、東京エクセレンスの益々の発展と
ファンの皆様が期待できるような素晴らしいチームになることをお祈りしています。
頑張っていきましょう。
 

2018-19シーズンユニフォームのお披露目


■ユニフォームコンセプト
<1stユニフォーム>
今季の1stユニフォームは新たにブラックをベースカラーに採用しました。
ブラックというカラーは昔から強さや権威の象徴として使用され、
光を反射することなくすべての色を吸収することから、
ホームコートでのより一層の存在感と相手チームに脅威を与え、
相手チームの良さを消すという意味を込め採用いたしました。
また、アクセントカラーはベースカラーのブラックにより一層映えるよう、
新たにエメラルドグリーンを採用いたしました。

<2ndユニフォーム>
2ndユニフォームはホワイトを基調としたカラーリングでシャツ・パンツを統一。
1stユニフォーム同様、アクセントカラーにはエメラルドグリーンを採用しております。

■ユニフォームの特長
ユニフォームの素材は、抜群のストレッチ性と高い吸収速乾性により、
汗を素早く吸収、乾燥させることで常にドライで快適な着心地を保つ高機能ストレッチ素材「ペナフレスカ」を採用し、
動きやすさと快適性を両立させ、選手のパフォーマンスを最大限に引き出すためのゲームウェアに仕上げています。
メーカーロゴ、スポンサーロゴ、エンブレムなどはすべて軽量化を図るため「昇華プリント」を採用しております。
 

質疑応答

Q1、先ほど将来のホームタウンの可能性については、向井社長が板橋区から移行する可能性はあると言いましたが
加藤社長はどのように思われているのか、希望などはあるのかを聞きたいです。


(回答者:株式会社加藤製作所 代表取締役社長加藤様)
今のところ加藤製作所としての希望はございませんけれども、当社の本拠地が品川にありますので
品川で何かしらの活動をしてほしいという、ちょっとした希望はございます。
但し、私も一年間板橋での試合・ファンの皆様との交流を体験して
非常にいい物になっています。
ですので、板橋をないがしろにする事は絶対にすべきではないと私も考えております。

Q2、東京オリンピックで有明アリーナが完成しますが、こちらの方に移れたらいいなと考えていらっしゃいますか?

(回答者:株式会社加藤製作所 代表取締役社長加藤様)
移れるアリーナがあるのであれば、色々とお話をしていきたいと思いますけども、
有明に入れるのかどうかはわかりません。
先程、向井社長も言っていましたが
色々な所で色々な話が今持ち上がってきておりましたが
その辺を少しづつ実現していけば、そちらの方になるかもしれません。

Q3、東京にはいくつかBリーグのチームがありますが、今後他の東京のチームとどの様に差別化をしていくか
これが東京エクセレンスだと見せるとしたらどういうチームにしていきたいですか?


(回答者:株式会社TE・S 代表取締役社長向井)
先ほどお話させていただきましたが、やはりプロクラブとして
しっかり地域であったり、ファンの皆様・スポンサーを始め私たちを支えてくださる皆様の
何かしらの役に立てる(役に立てるというのは色んな意味を含んでいますが)
クラブでありたいですし、今回この様な東証一部上場企業をオーナーと迎えることができましたが
スモールクラブである事は変わりありませんし、
逆に言えば僕らにしかできない事もあると思いますので、その辺をクラブの運営の方へ反映していければと思いますし
結果的には東京エクセレンスって良いよね、東京と言えば東京エクセレンスだよねという事に繋がっていくのではないかと考えています。

(回答者:東京エクセレンス強化本部長 宮田)
チームに関してという所とクラブに関してという所で考え方が難しい所もありますが、
先ほどのご質問ですと、東京の中でいくつもあるクラブの中でどう差別化を図るかという事なのですが
これは特に東京に限った事ではなく、日本の中には沢山のクラブが出来ていて
プロからアマチュアまで沢山チームがあると思っています。
その中で僕は、国内外含めてありがたい事に沢山の場所でプレーをさせていただきましたし
今は強化を担当する役割も兼務してやらせてもらっているので
今自分が居る地域とクラブと応援してくださる方に求められる事を理解して応えることが
クラブでありチームの役割だと思っています。

なので、運営として何かを競うのではなく
その地域で最も愛されるチームになることが必要な事だと思っています。
それが今僕らにとっては板橋ですし、
板橋区においては、他のどのチームよりも東京エクセレンスが一番必要とされていると思っていますし
その為の活動をし、その為の活動が出来てきたと思いますので
今回加藤製作所というオーナーが付いた中であっても
その活動の延長上の事をさらに伸ばして活動していくことが責務だと思っています。

その中の一つにバスケットボールのチームがあり、
子供の笑顔や応援してくれる人が楽しめる時間や空間を提供するのが役割だと思っています。
ただクラブとしては、バスケットボールだけではなくチアであったり
スポーツ以外で関わる地域貢献や青少年育成という所には、最大限活動の協力をしていきたいと思っています。
中々具体的に差別化と言われると難しいですが、言葉に出来ない東京エクセレンスのカラーであったり
今も差別化は始まっていると思っていますので、先ほどの向井の挨拶にもありましたが
自分たちがやってきた事を信じて、それを伸ばしていければ良いのではないかと考えています。

Q4、一年間加藤社長が見られていたのは、品定めではないのかと思いますが
その間加藤社長個人・御社全体として東京エクセレンスの見方がどう変化していきましたか?
最初から相思相愛だったのか、徐々に高まっていったのか
その心の動きを教えてください。


(回答者:株式会社加藤製作所 代表取締役社長加藤様)
まず最初に、お話を頂いた時は
本当にやっていけるのかという所からの入りでした。
また、試合だけではなくチームの活動、
向井社長・宮田強化本部長とよく食事にいったりだとか
そういう事までして、チームの方向性ですとか
また、運営をしている人の人間性等をしっかりと
私としては見定めたという、品定めと言えばそういう言い方になってしまいますが
共感が持てる人間であり、共感の持てるチームであったという所が大きい所ではないかなと自分では思っています。

会社としてとなりますと、社会貢献活動やスポーツによる健全なる青少年育成といった所を我々としても、していきたいという思いがりまして
スポーツチームとは別に地域の水泳を教えている専門学校にも支援をしたりしており、
スポーツを通じて子供達を笑顔にするという事に力を入れていこうかなと考えていた所、
丁度東京エクセレンスの方針がピタッとはまったという形です。

Q5東京エクセレンスを見ていく中で、予想外に良かった点があれば教えてください。

(回答者:株式会社加藤製作所 代表取締役社長加藤様)
予想外に良かったと言うのか分からないですが、このチームは皆さん言っていましたが
そんなにお金をかけていないと言ったら言い方があれですが、
本当に予想以上にチームの仲が良い。
本当に和気あいあいとしていますし、予想以上にというか非常にまとまりがあって強い所です。

また、褒め過ぎかなと思いますが
本当に見ているとチームの中で、フロントもチーム等の人たちに対して
愛情を持って接しているという所が見受けられるのが予想以上に良かったというのはありまして
我々が会社経営をしていくにあたっても、加藤製作所自体がどちらかと言うと
家族の様な社員に対して思いを持って経営している所もあり
なんとなくそういう所も合うというのが、予想外だっと言えば予想外でした。
 

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