コメント

ヘッドコーチ

早水 将希

ホーム最終戦で勝利できたことはチームとして非常に大きかった

ホーム最終戦で勝利できたことはチームとして非常に大きかったと思います。

出だしは気負って肩に力が入ってしまい、シュートがなかなか決まりませんでしたが、全員でディフェンスを頑張り徐々に点差を詰めていきました。
最後に逆転出来たことは、またチームとして成長できたのかなと思います。

非常に良い空間の中でファンの皆さんに勝たせてもらうことができました。
ホーム小豆沢で試合をするときは毎試合皆さんに力をもらっており、最後は特に大きな力をもらうことが出来ました。

シーズン振り返ると、出だしは怪我人が多く苦しい時期ありましたが、年が明けて怪我人も復活し新しい選手も加入し、チームとしてやりたいことが出来てきたかなと思います。
シーズン後半にも苦しい時期はありましたが、その中でも選手たちは強く戦い続けてくれたと思います。

東京エクセレンスの歴史の中で言えば、苦しいシーズンだったかと思いますが、その中でも戦える強さを選手もスタッフもファンの皆さんも含めたチーム全体で持つことができ、成長できたかなと思います。

勝ち星以上に良いシーズンでした。

また、今日会場に来られなかったファンの皆さんもいると思います。
今日は特にそのことも常に意識しながら、試合が出来たと思います。

戦評

1Q
歯車が噛み合わない東京EX

試合開始前から立ち見客が出るほどに最高の雰囲気に包まれた小豆沢体育館、
何としてもリードしたい東京EXだったが開始5分に#31石田が3Pシュートを決めるまで無得点のスタート。
奈良はこのカードで非常に効いているゾーンプレスを早い段階から多様、シュートも決して好調ではないながらもこのクウォーターだけでトータル20のリバウンドを記録し、終始奈良のペースに。10-22でゲームがスタートする。

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2Q
奈良がペースを掌握

昨日同様にゾーンディフェンスで奈良のリズムを狂わす東京EXだったが、オフェンスではまだリズムを掴むことが出来ない。
#35ジャスティンの豪快なダンクが飛び出し会場が沸くものの、奈良のアウトサイド陣が要所で3Pシュートを決める展開。
東京EX#12泉の体を張ったディフェンスもジャッジと噛み合わずファールが重なり、フリースローを与えてしまう。
23-37とさらに点差が開いてしまい嫌なムードが漂ったまま前半終了。

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3Q
リズムを取り戻す東京EX、一気に2点差へ

後半開始直後、ゲームが動く。
東京EXエース#18飛田が連続得点でチームを鼓舞すると#13ライアンもそれに続く。
さらには#6長澤のスティールから#8西山のブレイク等で畳み掛け一気に2点差まで詰め寄る。
その直後、更にブレイクに走った#8西山が怪我で退場してしまうが、チーム全体でカバーし勢いは止まらない。
一度は追いつくも最後は奈良#32ウッドベリーの個人技による得点を許してしまい47-49奈良リードで最終クウォーターへ。

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4Q
小豆沢が沸騰し続けた最後の10分間

まさしく一進一退の攻防が続く最後の10分間。
リーグ後半戦調子の上がらなかった東京EX#3ルークが奮起し、連続得点やアシストで貢献。
その後#18飛田も得点するが奈良も一歩も引かずワンゴールを争う攻防が続く。

残り2分を切ったところでチームを鼓舞し続けた東京EX#33宮田に変わりキャプテン#8西山がコートに復帰。
その直後に#13ライアンへパスを通し得点、奈良はタイムアウトを請求する。

残り1分を切り同点の場面で、#8西山が得意の位置から3Pシュートを放ちリングに吸い込まれると、今シーズン最高のボルテージに沸く小豆沢。

それでも一筋縄ではいかないのがバンビシャス奈良。
この日好調の#13小松がタフショットを決めきり再び同点。

直後の攻撃、残り数秒で勝ち越しを狙ったシュートを放つもリングに嫌われる東京EXだったが#35ジャスティンがリバウンドをもぎ取りフリースローを獲得。
そのフリースローも2本外してしまい誰もが延長を覚悟したが、リバウンドで弾かれたボールがリングに吸い込まれスコアが刻まれる。

これが決勝点となり74-72で東京EXの勝利。
小豆沢体育館の大声援が生んだ得点として選手・ファン全員の心に残るゲームとなり、最終ホームゲームを勝利という最高の形で締めくくった。

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